itami hospital

Author Archives: Itami-jimu

 2021年12月7日に当院で復職支援研修を行いました。
 この研修は、兵庫県看護協会が運営する看護職復職支援事業の一環で、しばらく現場から離れていた看護職の方が、現場復帰の際に安心して戻れるよう、看護技術の手順等を再確認するといった内容になっています。
 当日は感染予防、高齢者看護、スキンケアについて当院の認定看護師がそれぞれ講義・演習を行いました。研修内容の一部をご紹介します。

 受講した方からは「和気あいあいとしてとても楽しく学べた」と感想をいただきました。この研修を通して、一人でも多くの看護職の方が現場に戻れるよう今後も取り組んでいきたいと思います。復職についてお悩みの方、次の機会での参加をお待ちしております。(詳細は兵庫県看護協会ホームページをご覧ください)

~コロナ禍の病棟での1日~
こんにちは。5階東病棟です。今回はコロナ禍での患者様の日常の1部を紹介させていただきます。
当院でもICTの指導のもと、細心の注意を払って業務に当たっております。
面会やイベントの自粛など、皆様にもご協力いただき、誠に感謝しております。

そんなコロナ禍でも患者様に少しでも日常生活を楽しんでいただける様に、感染予防対策を徹底しながら認知症ケアチームが活躍しております。

頭や体を動かすことは、リハビリの効果はもちろん、気分をリフレッシュさせてくれます。
入院生活では刺激が少ないため、認知症の悪化やせん妄という一時的な混乱を招くリスクが高いです。それを予防するためにも、院内デイケア・デイサービスは大きな役割を果たしてくれています。

最初は緊張気味の患者様も、だんだん表情が緩み、楽しそうにしているのが感じられます。

早く患者様と家族様が笑顔になれる日が訪れますように。

 こんにちは、6階西病棟です。
 6階西病棟は、消化器内科と老年内科の混合病棟です。他の病棟と大きく違うのは夜間の緊急入院の受け入れをしていることです。夜間搬送された患者様やご家族が安心して朝まで過ごせるように担当の看護師がケアを行っています。

 下の写真はお昼のカンファレンスの様子です。毎日、環境カンファレンスや患者様へのケアや関わりについてチーム毎に話し合っています。70歳以上の患者様が8割以上を占めており、せん妄や不穏行動を起こしたりする患者様に必要なケアについてリエゾンチームや認知症ケアチームを交えて話し合っています。看護師1人がケアを行うのではなく、チームで助け合いながら必要なケアを提供できるよう心がけています。

 現在6東病棟は、新型コロナウィルス感染症の対応のため、小児科、泌尿器科、アレルギー内科の混合病棟となっています。小児から成人まで幅広い看護を提供しています。
 小児看護については、キャラクターなどを装飾した処置室で、小児患者が点滴や採血などを行っています。医師、看護師、保育士が協力して小児患者とご家族が安心して入院、治療が受けられるように努めています。
 また、小児科以外にも、いろいろな疾患を学べる職場で、新人看護師も先輩看護師もお互い学び合いながら、いきいき楽しく働いています。

(←写真の掲載についてはご家族の了承を得ています)

 こんにちは。5階東病棟です。
 当病棟は抗がん剤治療をされる患者様が多くおられます。
 私たちは、がん薬物療法を安楽でかつ安全に実施できるよう、医師・薬剤師・管理栄養士・公認心理士がチームとなって、患者様の治療に携わっています。
 がん薬物療法の副反応の一つに、アレルギー症状があります。
 そこで、医師と協同して重篤なアレルギー症状が発生した場合を想定した緊急時シミュレーションを実施しました。参加した職員が声をかけ合いながら真剣に取り組みました。
これからも緊急時に迅速な対応ができるように、学習を進めていきたいと思います。

 4東病棟では、明るく働きやすい病棟を目指して様々な取り組みを行っているので、ご紹介させていただきます。
 新型コロナウィルス感染症の影響によりスタッフのマスク装着が義務付けられ、マスクを付けた状態でしかコミュニケーションできなくなりました。そのため、患者様が少しでも安心できるように、看護師や看護助手のマスクを外した笑顔の写真撮影し、顔写真の下には趣味や好きなもの等を一言掲載したものをナースステーション前に掲示しています。患者様からは好評で、コミュニケーションのきっかけとなっています。
 また、スタッフが休憩中に少しでもリラックスできるように、休憩室で音楽を流していたり、スタッフ同士協力しながら働いている中で感じた「ありがとう」という感謝の気持ちをハートのメモ用紙に書き、休憩室に掲示したりしており、モチベーション向上に繋がっています。

 院内の看護助手対象にオムツについての研修に行いました。
 オムツにはアウターと呼ばれるテープ式オムツ、リハビリパンツと、それらのインナーとして使用する尿取りパットがあります。それぞれにはサイズや尿の吸収量に違いがあります。アウターが大きすぎる、適切なサイズであってもフィットしていな場合は、足回りや腰回りから尿や便が漏れてしまいます。排泄物が漏れると寝衣や寝具が汚染し、使用者は不快ですし、ケアする側は汚染物の処理をしなければなりません。
 研修を受講した看護助手からは、普段なにげなく2時間や4時間おきにオムツ交換をしていますが、「安眠を妨げないオムツ交換間隔を考える」「オムツは、大は小を兼ねない」等の研修の感想が聞かれました。看護助手は、オムツ使用者の視点に立って考え、オムツの特徴を理解した上でその人に合わせたケアを行う事が大切であるという事が再確認できました。
                         皮膚・排泄ケア認定看護師 I・N

 こんにちは。3西病棟です。
 3西病棟は、産婦人科・NICU・乳腺外科・整形外科の混合病棟です。
 今回は先日行った、【超緊急帝王切開】のシミュレーションの様子を紹介します。
 【超緊急帝王切開】は直ちに手術を開始し、一刻も早い児の娩出を図る救命手術です。
 いかなる緊急事態が起こっても安全で安心な分娩の場を提供するために、多職種と連携し、スタッフ一丸となって定期的に訓練しています。

 こんにちは。5階東病棟です。
 5階東病棟は、糖尿病・内分泌・代謝内科、血液内科、老年内科、眼科の混合病棟です。

 当院では、3月中旬に感染対策を実施のもと、3年目看護師のケーススタディ発表会を行いました。今回はその発表の様子を紹介します。
 ケーススタディは1つの事例を取り上げることで、3年目看護師のスキルアップに向けて、自身の看護の振り返りや“気づき”を得る為の研究です。
 
 私は3年目看護師で今回発表者となりました。患者様との関わりを看護理論を通して振り返るなかで、考えがまとまらず悩むこともありましたが、病棟の先輩方の支援もあり、安心して発表の日を迎えることができました。発表の日は病棟師長や副師長、主任も来席しており、たくさんの先輩方の見守りのなか発表を行いました。緊張しましたが、終了後は達成感を得ることができました。
 
 日々の患者様との関わりをケーススタディを通して振り返ることで、自分が行ってきた看護が、患者様にどのような影響を与えているのか気付くことができ、かけがえのない学びとなりました。この学びを忘れずに今後も患者様と関わらせて頂きたいと思います。

 当院は緩和ケア推進のために『緩和ケアリンクナース会』を設置しています。活動内容は、苦痛のスクリーニングの実施や緩和ケアチームと連携し、チーム医療を行うことです。苦痛な症状というのは本人しかわからないことがほとんどです。苦痛を表現してもらうことからケアが始まりますが、表現することが難しい患者さんもおられますので、医療者がどのようなことを知りたいと思っているのかを患者さんに伝えることも大切だと思っています。また、本年度はCOVID-19の感染予防のため当院でも面会制限を実施しています。入院中の患者さんやご家族に、家族に会えない寂しさを少しでも和らげていただこうと、緩和ケアリンクナース会で検討しました。そして、タブレットを使用しての面会など工夫しながらケアを提供し、喜んでいただいています。

がん性疼痛看護認定看護師