itami hospital

 こんにちは。小児科病棟の様子を紹介させていただきます。
 小児の入院は、急な体調不良により予想もしない状況での入院が殆どです。これは、小児が気候や周囲の環境に影響されやすい為と考えられます。入院時の患児は体調不良でつらい思いをしていますが、傍らにいるご家族も不安な気持ちや、入院までの看病に伴う睡眠不足といった状態で心身共に疲れておられます。そのため、患児やご家族が入院生活において少しでも安心して過ごすことができるように取り組んでいます。例えば、患児が最も嫌がる点滴や採血といった治療や処置・検査の際に、患児の好きな玩具やDVDを活用し子どもの意識を意図的にそらし気を紛らわせたり(ディストラクション)、不安や恐怖を最小限にして苦痛が軽減できる様に説明を行って心の準備ができる(プレパレーション)など環境を整えています。
また子どもの年齢によっては処置の際にも家族に付き添ってもらい安心できるように配慮しています。この様な取り組みは、病棟に来ている看護学生にとっても学びに繋がるようで実習時のカンファレンス議題に上がることがあります。
 掲載の写真は、昨年のクリスマス時期に点滴台や枕元に付けていたものです。クリスマス当日は、入院中の子どもたちにささやかなお楽しみも開催しました。
                                             記載者 看護師 M.M

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