itami hospital

Monthly Archives: 9月 2019

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9月1日(日)に、令和元年度兵庫県災害医療従事者研修会として、兵庫県播磨広域合同防災訓練に参加しました。

当院の参加メンバーは、医師1名、看護師2名、事務局員1名の4名。

任務は、「リアル救護所」として、訓練ではなく、実際に気分が悪くなった方や熱中症等の方の救護を行うチームとして参加しました。


また、訓練としても災害時診療概況報告システム「J-SPEED」を使っての疑似入力訓練を行いました。

会場では多数のDMAT(災害派遣医療チーム)の救急車両や、消防車両、陸上自衛隊、海上保安本部、国土交通省、兵庫県警察などの公的機関だけでなく、電力会社、電話会社、ガス会社などの民間のライフライン関係に至るまで、多数の参加で行われました。(公式参加予定数:1,500人、約70機関)

9月初旬ではありましたが、幸いに曇りの天気で気温も低く、熱中症になられる方も居られなかったので、実際に救護の場面は発生せず、無事に任務を完了することができました。

災害時の対応は、こうした訓練への参加経験が有るか無いかで大きく違って来ます。最近ではJ-SPEEDやEMIS(広域災害救急医療情報システム)などのICTを使った情報伝達システムも充実してきており、それらを訓練で体験することが出来、大変勉強になり有意義な訓練でした。

医事課 医療情報担当 滝井 俊博

 尼崎で開催された「阪神臨床栄養研修会」~フレイル・サルコペニアへのアプローチ~に参加してきました。興味深かったのが、『社会栄養学』という考え方です。高齢者は加齢による体力の低下にくわえ、適切な食生活が送れないことで低栄養に陥ることがあります。治療効果は栄養状態に左右されるといっても過言ではありません。入院中はNSTが中心となって患者さんの栄養状態の維持向上を図っていますが、入院してからでは遅いのです!! 普段から栄養状態をよくしておけば、万が一病気で入院しても、治療効果が出やすく早期退院にも繋がります。これからは、入院患者さんに対しての栄養管理はもとより、地域ぐるみの栄養管理についても多職種で考えていきたいと、参加者みんなで熱く語り合いました。
 今後の当院NST活動に期待してください!!

講演された日本静脈経腸栄養学会理事長の東口髙志先生(前列中央)を囲んでの情報交換会にて

                                     NST委員会 K.J

 8月30日から31日に広島で開催された第2回日本緩和医療学会、中国四国支部大会に参加してきました。
 「がん疼痛治療のアップデート」や、「みんなで考える、息苦しさのもうひと工夫」など興味深い講演がたくさんあり、有名な先生のお話をたくさん聞くことができました。
 学会に参加すると、学んだ知識を日々の実践の中で活かしたいと感じ、モチベーションアップにつながります。
 わたしは化学療法室で勤務しているので、多くの苦痛を抱える患者さんと接する機会があります。
 そのような患者さんの生活の質が向上するよう、これからも知識のアップデートに努めていきたいと思います。

 3東病棟は小児科・NICU病床です。小児科では急な入院や長期の入院も多く、患児とその家族が安全に安心して入院生活を送れるよう、入院時に患児の普段の生活の様子を伺い、快適な療養生活を整えるため日々関わっています。
 また、保育士が在駐しており、患児のストレスを軽減するため遊びの提供を行っています。その一貫として先日うちわ作りを行いました。患児たちはうちわに色を塗ったり、おりがみなどで思い思いの飾り付けを行い、たくさんの笑顔を見ることができた一日となりました。

 また、医師・薬剤師・看護師と協働で食物アレルギーについての市民講座を行いました。