itami hospital

Monthly Archives: 7月 2019

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 スキンケア委員会とは、入院患者さんの皮膚を守るための委員会です。
 昨今、高齢者の脆弱な皮膚(特に四肢)では少しの外力で皮膚が裂けてしまう状態「スキンテア」への予防ケアがクローズアップされています。当院においても、高齢の入院患者さんは、長期臥床による褥瘡の発生やオムツ使用による皮膚障害の発生、また入院中に使用される医療機器(人工呼吸器・シーネ・点滴チューブなど)による圧迫で発生する「医療関連機器圧迫創傷(MDRPU)」など、様々な皮膚損傷をきたすリスクがあります。
 私達は、委員会活動を通じ患者さんが皮膚損傷をきたさないように、また発生した場合は看護のケアを通じて、悪化予防に努めています。皮膚損傷のリスクが高い患さんへは、保湿剤の使用などで皮膚の柔軟性を高め、褥瘡予防には、体圧分散寝具の適正な使用と体位変換ケアによる除圧を行っています。また院内のNST(栄養サポートチーム)と連携し、患者さんの効果的な栄養摂取についても取り組んでいます。
 この委員会を通じて、皮膚損傷の予防ケアが統一できるように啓蒙活動を行っています。

                  皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN) T.Y

 6階西病棟は、消化器内科、老年内科、夜間は小児科・産科を除く全ての診療科を受け入れるオーバーナイト病床を担う混合病棟です。認知症看護認定看護師が1名在籍しており、4月に新人看護師2名を迎え、病棟は益々活気づいています。
 消化器内科は内科的診療の介助や、検査・治療を受ける患者さんの苦痛を最小限に出来るように支援する事等の看護を提供しています。
 老年内科では、殆ど高齢患者さんが対象となります。高齢者は、入院や病気の経過や進行に伴い入院前の活動を維持する事が難しくなる場合もありますが、地域医療連携室とカンファレンスを毎週1回行い、退院後に患者さんの生活を支える事ができるように地域の医療従事者と連携しています。また、患者さんやご家族の不安や心配事等が少しでも軽くなるように一緒に考えていく看護に努めています。
 急性期、慢性期、終末期と様々な段階の看護が求められる病棟ですが、患者さんの意向に沿った看護が提供できるように他職種とのチームワークを図りながら実践しています。

 私たちの病棟は内科(消化器、アレルギー疾患リウマチ科)外科(泌尿器科)の混合病棟です。日々、忙しくしていますが、スタッフで一致団結しやりがい感をもって看護をおこなっています。
 看護学生の実習受け入れ病院として、未来の看護師の育成にも力をいれています。

 2019年8月1日、8月2日、8月22日、8月23日の日程で看護学生を対象にインターンシップを行います。
 もう少し募集人数に余裕がありますので、夏休みの機会に「市立伊丹病院」を知って頂き、就職を考える一つにして頂ければ、と考えています。
 看護学生の皆さん、夏休みを自分の将来を考える良い機会にしませんか。