itami hospital

 フィジカルアセスメント研修を行いました。
 8月21日にラダーⅡ(卒後6年)までを対象として、フィジカルアセスメントの研修を行いました。フィジカルアセスメントと聞くと敬遠しがちですが、私たちが実施している研修は、それほど難しいものではありません。卒後1年目でも知っておけば、数秒で異常の早期発見ができ、その後も対応ができるスキルです。
 今回の研修以外でも、『迅速評価』『一次評価』の研修を年に数回実施しています。ちなみに『迅速評価』とは、呼吸・循環・意識状態を“パッと”診て判断する方法です。簡単に言うと、とても重要な“異常に気づく”というスキルです。

 今回、ラダーⅡ研修で実践した内容は、『一次評価がわかる』『SBARを使用して報告する方法がわかる』を目標に講義を行いました。
 一次評価とは、A:気道→B:呼吸→C:循環→D:中枢神経→E:脱衣と外表、体温といった順番に観察し、ベッドサイドできる状態の安定化を行うことです。

 

 

 

 

 

 
 そして、SBARは、S:状況、B:背景、A:アセスメント、R:提案の順に簡潔明瞭に情報伝達する方法になります。
 ちなみに、次回10月3日にも、今回の講義で学んだことをシミュレーション研修で実践練習してもらおうと企画中です。
 研修後のアンケートでは、『理解できた』が多数を占めていたので安心しましたが、ラダーⅡ(卒後6年目)までの募集要項のはずが、卒後10年目以上や師長クラスまで参加して頂いていたことを知り驚いています。当院では、研修は自由参加なので興味を持って参加して頂けることは、とてもうれしいことであると考えています。今後も「考えて看護ができる!」をめざして実践につながる研修の企画をしていきたいと考えています。

集中ケア認定看護師 Y.H

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