itami hospital

Monthly Archives: 9月 2018

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 フィジカルアセスメント研修を行いました。
 8月21日にラダーⅡ(卒後6年)までを対象として、フィジカルアセスメントの研修を行いました。フィジカルアセスメントと聞くと敬遠しがちですが、私たちが実施している研修は、それほど難しいものではありません。卒後1年目でも知っておけば、数秒で異常の早期発見ができ、その後も対応ができるスキルです。
 今回の研修以外でも、『迅速評価』『一次評価』の研修を年に数回実施しています。ちなみに『迅速評価』とは、呼吸・循環・意識状態を“パッと”診て判断する方法です。簡単に言うと、とても重要な“異常に気づく”というスキルです。

 今回、ラダーⅡ研修で実践した内容は、『一次評価がわかる』『SBARを使用して報告する方法がわかる』を目標に講義を行いました。
 一次評価とは、A:気道→B:呼吸→C:循環→D:中枢神経→E:脱衣と外表、体温といった順番に観察し、ベッドサイドできる状態の安定化を行うことです。

 

 

 

 

 

 
 そして、SBARは、S:状況、B:背景、A:アセスメント、R:提案の順に簡潔明瞭に情報伝達する方法になります。
 ちなみに、次回10月3日にも、今回の講義で学んだことをシミュレーション研修で実践練習してもらおうと企画中です。
 研修後のアンケートでは、『理解できた』が多数を占めていたので安心しましたが、ラダーⅡ(卒後6年目)までの募集要項のはずが、卒後10年目以上や師長クラスまで参加して頂いていたことを知り驚いています。当院では、研修は自由参加なので興味を持って参加して頂けることは、とてもうれしいことであると考えています。今後も「考えて看護ができる!」をめざして実践につながる研修の企画をしていきたいと考えています。

集中ケア認定看護師 Y.H

 5階西病棟は、呼吸器内科、呼吸器外科、アレルギー疾患リウマチ科の患者さんが入院されている「呼吸器・アレルギー診療センター」です。
 
 看護師は、患者さんの治療や療養を支援する為に新人からベテランまで、協力して看護ケアに取り組んでいます。具体的には、手術後の苦痛の緩和、化学療法、放射線療法に対するケアや病状に応じた緩和ケアなどに力を入れています。そこで、看護の質を維持するために、呼吸器内科主任部長より毎朝5分間程度のミニレクチャーを受け、疾患や機器の取り扱い等について学んでいます。
 
 また、慢性疾患の急性憎悪のために入院された患者さんには、日常生活の改善に繋がるように支援し、全ての患者さんが希望する療養場所で生活していけるように多職種で連携して退院支援を行っています。

 5階東病棟は、血液内科、糖尿病・内分泌・代謝内科、老年内科、眼科のある混合病棟です。血液内科、糖尿病・内分泌・代謝内科、老年内科は、慢性疾患の患者様が多いため、患者様とともに目標を設定しながら、セルフケアができるよう支援することをこころがけています。
 また、他職種との連携により、それぞれの専門家が協働体制をとり、患者様やご家族が望む退院に向けて支援しています。眼科の患者様は、月・火・水曜日に白内障手術を受けています。
 忙しい病棟ではありますが、笑顔を絶やさず、スタッフ同士助け合い、コミュニケーションをしっかりとりながら日々頑張っています。
 とっても楽しい5東病棟!!

 6月23・24日に開催された日本老年看護学会第23回学術集会において、「癒着性腸閉塞で緊急入院し、せん妄を発症した認知症高齢者に対するせん妄ケア」という演題でポスター発表しました。
 認知症高齢者が緊急入院し、せん妄をおこすと身体拘束が考慮される場合がありますが、今回は、患者さんの認知機能に合わせたケアを行うことで身体拘束を行わずに無事短期間で自宅へ退院することができた事例を発表しました。事例をまとめることで、自分たちの実践した看護を振り返る良い機会になり、改めて認知症ケアでは日々の看護を丁寧に行うことが大切だと思いました。

                          認知症看護認定看護師Y.N