脳神経外科

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主なスタッフ
医師名 役職 学会専門医・認定医
二宮 宏智 科主任部長
兼リハビリテーション科部長
日本脳神経外科学会会員【指導医】【専門医】
日本てんかん学会会員【指導医】【専門医】
日本臨床神経生理学会会員【認定医】

脳神経外科スタッフ

特色

 平成25年より常勤の脳神経外科医が診療しています。脳神経外科では、脳腫瘍、脳卒中、機能系疾患、外傷を扱っています。
 熊本県の報告によると、脳腫瘍の発症数は、10万人あたり14.1人とされています。当科では、手術ナビゲーション、蛍光色素を用いた腫瘍の摘出を行なっています。また、転移性脳腫瘍で全身のがんが発見されることも多くなってきています。
 症状を呈した脳腫瘍の摘出では、麻痺などの症状を軽減し、病理診断を行い、内科、放射線治療科、地域医療と連携し、地域がん診療連携拠点病院として包括的な治療を実施しています。
 脳卒中の発生状況の割合では、脳梗塞が全体の76.1%(脳卒中データバンク2019調査)に及びます。脳梗塞は時間との戦いです。できるだけ早く最寄りの病院で治療を開始してください。当院は2台のMRIを有し、麻痺、失語といった症状の発見、自覚してから4~5時間以内であれば、緊急MRIで診断の上、血栓溶解療法(薬剤を使用し血栓を分解する療法)を実施しています。
 詰まった血管の再開通が得られない時には、血栓回収療法(細長い管(カテーテル)、金網状のステントを用い、血栓の回収・再開通を図る療法)を実施する血栓回収脳卒中センターと連携しています。
 機能系疾患について、水頭症に対しては、ガイドラインに基づいた診断を行った上で、髄液を腹腔へ流し、髄液の流れを良くする短絡術(シャント術)を実施します。また、認知障害、歩行障害の治療も実施しています。
 当院はてんかんの診断から手術治療までを実施するてんかんセンター病院(全国てんかんセンター協議会)の一員です。
てんかんについては、てんかん[専門外来]を参照してください。

CT:くも膜下出血の一例

MRI:悪性脳腫瘍の一例

X-p:てんかん手術の一例

ジェネレーター:迷走神経刺激装置(VNS)

診療実績

年度別入院人数

入院人数
(2013年4月~2019年3月)
脳梗塞 250
脳出血 61
脳動脈瘤 29
脳腫瘍 70
てんかん 175
外傷 154
検査入院 180
機能性疾患 27
その他 20
合計 966

年度別手術件数

手術件数
(2013年4月~2019年3月)
血管障害 81
外傷(開頭術) 23
機能外科 54
水頭症 31
脳腫瘍 64
慢性硬膜下血腫 125
血管内治療 15
その他 7
合計 400