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クリニカルパス

昨今、医療の標準化と質の向上を図る手法としてクリニカルパスが注目され、多くの医療機関で導入され始めています。2000年4月に改定された診療 報酬でも急性期特定病院では患者さまにインフォームドコンセントを行う際の『詳細な入院診療計画』としてクリニカルパスのフォームが採られています。

当院においても1999年11月にクリニカルパス導入検討委員会が設置され、クリニカルパスの導入検討がなされ、2001年3月に正式にクリニカルパスが導入されました。現在は14診療科148のパスがあります。

当院におけるクリニカルパスの導入目的は以下の通りです。
患者の満足度向上を第一優先に考え、職員の知識と情報の共有化を図りながら、業務、医療の効率化を行う
クリニカルパス導入検討委員会&情報企画ワーキングチーム
伊丹病院でのクリニカルパス導入目的とその利点
【患者の満足度向上を第一優先に考え、職員の知識の共有化を図りながら、業務、医療の効率化を行う】
[1]患者の満足度の向上、インフォームドコンセントの充実

  • 患者自身に治療方針を明らかにし、患者が治療に参加できるようにする。
  • スタッフにより患者への経過などの説明に違いを生じない。
  • 患者の状態と安静度や食事などが適切となる。
  • 患者や家族への説明不足などによる不安やストレスの解消をめざす。
  • 患者中心の医療をおこなう。
  • 継続医療への対応の充実を図る。
  • 患者サービスを中心に患者満足度を向上させる。
[2]チーム医療の促進(各職種間の連携)

  • 職種間の連携及び情報交換の充実および共有化を図る。
  • 効率よく治療を図り、各セクションのスタッフが意欲的に参加でき、働きがいのある職場にする。
[3]仕事の効率化と均質化

  • 医師からの指示受けの簡略化及びロスタイムの解消ができる。
  • 業務の改善及び効率化により、在院日数の短縮化ができる。
  • 医師による在院日数及び治療方法の相違の解消ができる。
  • 医師と看護師の業務整理ができる。
  • 医師ごとに違う指示による頻雑さ、混乱が防げる。
  • スタッフ間の意識統一及び新人指導への応用につなげる。
  • 効率的な予約検査の実施ができる。
  • 日本版DRG/PPSの導入への対応が図れる。
  • スタッフの達成感、満足度の向上が図れる。