小児科

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主なスタッフ
医師名 役職 学会専門医・認定医
指原 淳志 科主任部長 日本小児科学会会員【専門医】
ICD制度協議会インフェクションコントロールドクター認定医 小児感染症学会
アメリカ心臓協会小児二次救命処置プログラム(PALS)修了
日本周産期・新生児医学会新生児蘇生法「専門」コース(Aコース)修了
全国労災病院臨床研修指導医講習会修了
中野 さやか 科部長 日本小児科学会会員【専門医】【指導医】
日本小児神経学会会員【専門医】
小西 暁子 科部長 日本小児科学会会員【専門医】
日本小児栄養消化器肝臓学会会員【認定医】
三木 和典 非常勤医 日本小児科学会会員【専門医】【指導医】
日本小児栄養消化器肝臓学会会員【認定医】
藪田 玲子 非常勤医 日本小児科学会会員【専門医】【指導医】
日本化学療法学会会員【抗菌化学療法認定医】
ICD制度協議会
中里 寿美子 非常勤医 日本小児科学会会員【専門医】
小川 勝洋 副医長 日本小児科学会会員【専門医】
日本小児神経学会会員
小林 謙太 副医長 日本小児科学会会員
日本小児栄養消化器肝臓学会会員
津田 晃三 医員 日本小児科学会会員
日本アレルギー学会会員

特色

 地域の中核病院としての役割を果たし、地域に根ざした温かく思いやりのある小児医療を実践します。

治療実績

 小児の急性感染症をはじめ、川崎病、気管支喘息、熱性けいれん・てんかん、食物アレルギー、低身長、甲状腺疾患、糖尿病、肥満、腎炎・ネフローゼ症候群やその他消化器疾患、心疾患、血液疾患など幅広い診療活動を行っています。
 3年来の新型コロナウイルス(SARS-CoV2)の感染拡大により、従来の小児病棟であった3階東病棟が新型コロナ対応の感染症病棟になったため、2020年8月から小児病床は6階東病棟に移動いたしました。他科との混合病棟であり、小児科ベッド数は現在20床で小児入院管理指導料4が適応になっております。2022年も新型コロナ感染予防対策の影響で他の感染症がほとんど流行しなかったことがあり、小児科の年間入院患者数は703人に過ぎず、コロナ禍前2018年の1,319人、2019年の1,532人に比べると約47~54%減であります。疾病構造の変化により平均在院日数も4.5日から3.4日とさらに短縮しています。院内学級(小・中学校)も長期入院患者さんが減り2018年4月以降在籍生徒がいなくなっておりましたが、現在は休校中です。
また2014年4月から産婦人科常勤医師が不在となったため分娩一時休止となり、NICUも一時休止せざるを得なくなり、ご迷惑をおかけしておりました。2015年4月より産婦人科常勤医が5名赴任され、2015年11月から分娩も再開しました。以後は新生児医療も再開となり、分娩再開後7年目となった2022年度の分娩数は330件で、うち187人が小児科(NICU)入院となりました。地域の先生方には改めてご支援の程をよろしくお願い申し上げます。
 小児科の外来は、月曜から金曜日まで、一般外来のほか下記の専門外来と臨床心理士による心理カウンセリング(予約制)を行っています。コロナ禍で外来受診患者数(救急外来受診者数を含む)も2021年度が延べ10,987人(1日平均46人)、2022年度は少し回復しましたが、それでも延べ11,266人(1日平均47人)とコロナ禍前に比べて減っています。

[専門外来]

(栄養発育外来)  三木・小西
診療予約
AM
PM
※甲状腺疾患・低身長・慢性便秘/下痢・体重増加不良など
(神経外来)  中野・大星・小川
診療予約
AM
PM
※てんかん・熱性けいれん等のけいれん性疾患・発達障害・筋疾患など
(心臓外来)  薮田
診療予約
AM
PM
※川崎病フォロー・先天性心疾患・不整脈・学校心臓検診の精査など
(アレルギー外来)  川村・薮田・中里
診療予約
AM
PM
※食物アレルギー・気管支喘息・アトピー性皮膚炎
(心理カウンセリング)
診療予約
AM
PM
※カウンセリング・発達検査・心理検査

地域医療機関の先生方へ

 2008年4月1日から、近隣に阪神北広域こども急病センターが発足し、夜間・休日の小児一次救急システムの整備が図られました。当院はその二次輪番病院として中心的役割を果たし、センターと連携を深めながら救急入院等に対応しています。
 しかしこちらもコロナ禍で当院への二次搬送受診患者数が激減し、2022年度は2021年度の136人よりは少し増えましたが、それでも141人に過ぎません。しかもこの人数は夜間・休日の受診患者さんの約20%で、それ以外の80%は地域の医療機関の先生方からご紹介された方か救急車で受診された方あるいは院内出生の病的新生児の患者さんということになります。
 今後とも、スタッフ一同日常診療において病診連携・病病連携を一層推進して参りたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。

2022年疾患別入院患者数  総入院患者数:703人
1.感染症 7.皮膚・軟部組織・関節
 感染性腸炎 24人  蜂窩織炎 5人
  うちロタ腸炎 0人  丹毒 2人
    ノロ腸炎 1人  多形滲出性紅斑 1人
    アデノ腸炎 2人  頸部リンパ節炎 2人
    原因不明 21人 8.内分泌・栄養・代謝
 細菌性腸炎 3人  糖尿病 4人
  カンピロバクター腸炎 1人  甲状腺機能異常症 0人
  サルモネラ腸炎 2人  ケトン性低血糖症 3人
 インフルエンザ 1人  アセトン血性嘔吐症 4人
 突発性発疹 4人  糖原病(酵素補充) (1)人 9人
 手足口病 1人  低身長症精査 18人
 アデノ咽頭炎 2人  思春期早発症精査 1人
 菌血症 1人 9. 血液・アレルギー・免疫
 COVID19 10人  IgA血管炎 2人
2. 呼吸器  血小板減少症 1人
 肺炎・気管支炎 18人  好中球減少症 0人
 マイコプラズマ肺炎 0人  アナフィラキシー 2人
 ライノ/エンテロ肺炎 11人  食物アレルギー検査 67人
 RSV肺炎・気管支炎 50人  乳児消化管アレルギー 0人
 ヒトメタニューモ肺炎 21人  血球貪食症候群 1人
 パラインフルエンザ 7人  組織球性壊死性リンパ節炎 4人
 誤嚥性肺炎 4人  周期性発熱症候群 0人
 喘息・喘息性気管支炎 50人 10. 心臓・循環
 咽頭炎・扁桃炎 5人  うっ血性心不全 1人
 縦隔気腫 1人 11.新生物 0人
3. 神経 12.耳・眼
 熱性けいれん 21人  中耳炎・副鼻腔炎 1人
 てんかん・無熱性痙攣 3人 13. 精神
 胃腸炎関連けいれん 2人  神経性食思不振症 0人
 細菌性髄膜炎 0人 14.外傷・環境要因など
 無菌性髄膜炎 0人  薬物中毒の疑い 1人
 脳炎・脳症 0人 15. 新生児
 ビデオ脳波 8人  低出生体重・早産児 10人
4. 川崎病 20人  新生児仮死 3人
5. 腎・尿路  新生児黄疸 55人
 腎盂腎炎 28人  新生児呼吸障害 27人
 急性糸球体腎炎症候群 2人  低血糖 26人
 ネフローゼ症候群 0人  帝王切開後 66人
6. 消化器  妊娠糖尿病母体児 13人
 腸重積 7人  COVID19感染母体から出生児 9人
 虫垂炎(内科的治療) 4人 16.その他
 慢性便秘症 3人  ワクチン後発熱 2人
 胆のう炎 1人  
 潰瘍性大腸炎 4人
 好酸球性胃腸炎 0人
 食物蛋白誘発胃腸炎 5人
 イレウス・消化管狭窄 3人

市民公開講座

 小児科では、年に1回、市民公開講座を行っております。
 普段、小児疾患でお困りの事や「診察室では聞きにくい」と思う事はありませんか?
 同じ悩みをお持ちの皆様で楽しくお勉強しましょう。

 市民公開講座の情報はこちら 講演会・イベント

過去の市民公開講座の様子

令和5年度の市民公開講座の様子

令和5年度の市民公開講座の様子

令和5年度の市民公開講座の様子

令和5年度の市民公開講座の様子