血液内科
医師名 | 役職 | 学会専門医・認定医 |
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井上 愛 | 科主任部長 兼外来化学療法室部長 |
日本内科学会会員【指導医】【総合内科専門医】 日本血液学会会員【指導医】【専門医】 日本がん治療認定医機構【がん治療認定医】 日本医師会【認定産業医】 大阪大学医学部臨床教授 兵庫医科大学臨床教育教授 がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了 |
石田 尚子 | 科部長 | 日本内科学会会員【指導医】【認定医】 日本医師会【認定産業医】 がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了 |
髙橋 雅文 | 医長 | 日本内科学会会員【指導医】【総合内科専門医】 日本血液学会会員【専門医】 日本救急医学会会員【ICLS】 日本ACLS協会【BLS】【ACLS】 がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了 |
徳嶺 進洋 | 非常勤医 | 日本内科学会会員【指導医】【総合内科専門医】 日本血液学会会員【指導医】【専門医】 日本輸血・細胞治療学会会員【認定医】 日本化学療法学会会員【抗菌化学療法認定医】 日本医師会【認定産業医】 日本人間ドック学会会員【人間ドック健診指導医】【人間ドック専門医】【人間ドック認定医】 ICD制度協議会 がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了 |
水木 満佐成 | 専攻医 | |
足立 尚紀 | 専攻医 | |
宮地 洋希 | 専攻医 |
特色
当院は、阪神北準圏域における血液疾患の中核診療施設の一つとして、また日本血液学会専門研修認定施設として、急性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫といった造血器悪性腫瘍や、再生不良性貧血・特発性血小板減少性紫斑病などの種々の血液疾患に関して診断・治療を行っています。血液病棟では、無菌病室2床、簡易無菌装置5台を備え、専門医3名を含む7名で診療を行っています。
治療実績
現在、血液内科の病床数は約24床で、新規患者数は年間115~158名であり、下記に示すような多様な血液疾患を診療しています。これらの患者さんは、伊丹市以外からも多数のご紹介があります。造血器悪性腫瘍は近年、目覚ましく治療法が発展している分野であり、当院でもエビデンスに基づきつつ、最新の治療が行える体制を整えています。外来通院での化学療法や輸血療法も、年々増加しています。
難治の70歳までの悪性リンパ腫や多発性骨髄腫の患者さんを対象に、自家末梢血幹細胞移植を併用した大量化学療法を、年間5例程度実施しています。放射線治療科と連携して、放射線治療も実施することが可能です。通常の化学療法のみでは根治困難な症例には、同種造血幹細胞移植やCAR-T細胞療法などの細胞免疫療法を目指し、大阪大学医学部血液・腫瘍内科や大阪国際がんセンターなどに紹介することもあります。
一方、高齢者の造血器腫瘍については、患者さんごとに全身状態にあわせた治療を選択し、ご家族とも相談しながら治療を進めています。
最近4年間の新規患者数
確定診断名 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
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急性白血病 | 10 | 9 | 10 | 8 |
骨髄異形成症候群 | 20 | 13 | 13 | 19 |
骨髄増殖性腫瘍 | 14 | 12 | 9 | 13 |
悪性リンパ腫 | 39 | 53 | 45 | 44 |
多発性骨髄腫およびMGUS | 18 | 9 | 5 | 21 |
再生不良性貧血 | 4 | 2 | 3 | 2 |
溶血性貧血 | 1 | 1 | 2 | 1 |
その他の貧血 | 16 | 3 | 8 | 6 |
リンパ・組織球性疾患 | 15 | 7 | 6 | 3 |
血小板減少症 | 18 | 5 | 16 | 16 |
その他 | 3 | 1 | 0 | 6 |
合計 | 158 | 115 | 117 | 139 |
地域医療機関の先生方へ
貧血、血小板減少精査、リンパ節腫脹など、お気軽にご相談ください。金曜以外は、毎日午前中に血液内科医が外来を担当していますが、予約優先のため、地域医療連携室を通じてご連絡ください。緊急を要する場合も、地域医療連携室を通じてご連絡頂ければ、可能な限り対応させて頂きます。