血糖測定用採血穿刺器具を使って採血された方へ

2008年7月1日

ポーサブル当院では、血糖測定用採血穿刺器具は、厚生労働省より穿刺器具の使用について注意喚起のある前の平成18年2月以降より針周辺部位がディスポーサブル(使い捨て)タイプの器具を使用しています。
 しかし、それ以前の平成9年4月から平成15年11月まで、平成17年4月から平成18年1月までは入院・外来通院中の複数の患者様へ自己血糖測定時に採血用穿刺針を1回ごとの使い捨てにし、針周辺部位につきましては、医療者が適切な消毒を行った上で使用をしていました。
 今回、兵庫県では、厚生労働省の採血用の穿刺器具の使用状況調査に基づき、県内で不適切な取扱いが認められた施設が公表されました。
 厚生労働省の見解では、わが国ではこれまで採血用穿刺器具の複数患者への使用による感染症例の発症事例はないようです。
 しかしながら、当院では、平成18年1月以前に血糖測定用採血穿刺器具を使って採血された患者様には、患者様の安全を守る責務として患者様より御相談(担当医事課:072-777-3773)をお受けし、必要があれば血液検査など対応して参ります。