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内視鏡センター

内視鏡センターのご紹介

内視鏡センター長 飯石 浩康
 内視鏡センター長
 飯石 (いいし)浩康 (ひろやす

 みなさんこんにちは。市立伊丹病院内視鏡センター長の飯石浩康(いいしひろやす)です。
 当院の内視鏡センター(以下、センター)では、消化器内科、外科(消化器外科)、呼吸器内科の医師が内視鏡診療に従事しています。令和5年1月~12月の診療実績は、上部消化管内視鏡(胃カメラ)が約3,800件、大腸内視鏡が約2,000件、胆膵内視鏡が約170件、小腸内視鏡がカプセル内視鏡を含めて5件、気管支鏡検査が約160件でした。また、食道・胃・十二指腸の早期がんを含めた腫瘍に対するESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)とEMR(内視鏡的粘膜切除術)を54件、大腸ポリープに対するポリペクトミーとEMRを381件、大きな大腸腫瘍に対するESDを53件行いました。それ以外にも、EUS(超音波内視鏡)・EBUS(超音波気管支鏡)やEUS・EBUSを使っての穿刺細胞診、進行がんによる狭窄に対する拡張術・ステント留置術、膵臓がんや胆管がんに対する内視鏡的胆管ドレナージ術、総胆管結石除去術などを行っています。
 令和4年には最新の消化器内視鏡システムとスコープを導入しました。経鼻内視鏡用の細径スコープでも経口内視鏡検査に引けを取らない内視鏡画像が得られます。
 内視鏡検査は、がんの診断において重要な役割を果たしており、消化器がん、呼吸器がんの早期発見には欠かせない検査です。その有用な内視鏡検査をより多くの方に受けていただくために、令和5年4月からは、眠たくなる薬(鎮静薬)を使って楽に検査を受けてもらえる上部消化管内視鏡を1日6件行えるようにし、鎮静薬を使っての検査を希望されるすべての方に対応できるようにしました。なお大腸内視鏡は従来からほぼ全例鎮静薬を使って検査しています。
 私たちは、「安全で、良質な、信頼される(内視鏡)診療を提供」することをモットーに今後も努力し続けます。また指導施設として若手の内視鏡医の育成にも力を入れてまいります。
 センターでは、スコープを介してのウイルスや細菌の感染を予防するために、使用したスコープはすべて学会で作成された「洗浄・消毒マニュアル」通りに取り扱っておりますので安心して検査を受けていただけます。

   
   
     内視鏡治療室            最新内視鏡機器