発作性心房細動に対するカテーテルアブレーション – 冷凍バルーンアブレーション
冷凍バルーンアブレーション(クライオアブレーション)
冷凍アブレーションは、バルーンで肺静脈を塞ぐことで、肺静脈周囲に接触している心房の筋肉を冷凍し、隔離します。
治療にかかる時間は約1時間と短時間で楽に受けていただけます。
冷凍凝固の様子
特徴
手術時間が短時間で済む
高周波アブレーションは、肺静脈を隔離するために1点ずつ焼灼しますが、クライオアブレーションは1-2回の冷却で肺静脈を隔離できます。ただし、治療する部位には制限があります。
クライオバルーンの対象(適応)
発作性心房細動が対象となります。また、心臓の造影CT検査にて左房および肺静脈の形態異常がないことが条件となります。2020年11月より持続性心房細動にも適応となりました。
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目次
心房細動とは
心房細動の治療について
当院での心房細動の治療の特徴
- 発作性心房細動に対するカテーテルアブレーション – 冷凍バルーンアブレーション
- 発作性心房細動に対するカテーテルアブレーション – レーザーアブレーション
- 発作性心房細動に対するカテーテルアブレーション – 高周波通電アブレーション
- 持続性心房細動に対するカテーテルアブレーション – 高周波通電アブレーション
- 心房細動の治療成績
- 合併症予防